こんばんは。
大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス・・・家づくりの会社、フォーユーホームの中島です。
前回↑の続きです。
前回はデッキの素材で主に使われている3つのうち、「木」について触れました。
今日は残りの2つについて。
◆人工木
読んでそのまま、人工的に、木に似せて作られた素材です。
上の画像の様に、繊維感を出して木肌を再現したものや、「浮造り(うづくり)調」といって木目を浮き立たせたようなものまで、質感は様々。
基本的には樹脂を原料とします。
樹脂だけのものもありますが、そこに木粉を混ぜて、より本物の木の質感に似せたものもあります。
両方を組み合わせたものもあります。
当然工業的に生産されるものなので、各メーカーがエクステリア商材として様々な商品を開発・販売しており、特徴・価格もまたそれぞれです。
主なメーカーは、
・LIXIL
・YKKAP
・三協アルミ
・タカショー
・四国化成
などなど。どのメーカーも、もともと窓やガーデンエクステリアを扱っていて、樹脂やアルミを使った商品が得意なメーカーです。
中でもLIXILさんの人工木デッキはシェアトップを誇っています。
どのメーカーのどの商品を標準品として扱っているかはハウスメーカー・工務店によって変わるので、「絶対これが良い!」というものがあれば、予算組みなどに影響してくるため、早めに希望を伝えておいた方が良いでしょう。
さて、そんな人工木の特徴ですが、以下のような点が挙げられます。
・腐食に強い
樹脂を原料として製造されるプラスチック製品なので、白蟻の被害に合う事もなく、腐食しにくいです。
・購入後のランニングコストを抑えられる
塗料の再塗布などのメンテナンスをする必要がなく、のもポイント。(掃除は必要ですよ!)
・品質が一定
それと工業製品なので、品質が一定です。色や質感も商品ごとに決まっているので出来上がりがイメージしやすく、材による当たり・外れのリスクがないのも安心できますね。
注意点としては、直射日光の当たる場所では非常に熱くなります。
裸足ではとても歩けません。火傷します。
天然木でも当然熱くはなりますが、人工木程ではありません。
小さいお子様やペットを飼われている場合は要注意です。
(表面温度の上昇を抑える様に工夫された商品もあります。)
それと、腐食には強いですが、色は褪せます。
特に、木粉を混ぜた商品の場合、雨で色が流れ落ち、コンクリートと反応して色素沈着が起きてしまう事(いわゆる「アクが出た」状態)もあります。
ただ天然木ほどの変化はありません。
また、原料の製造、製品としての加工などでコストがかかる為、価格は高くなりやすいです。
以上が人工木素材の大まかな特徴です。
◆アルミ形材
最後はアルミ製のデッキ。
こうなるとウッドデッキとは言えませんが、木調仕上げのものもありますので、「アルミ製ウッドデッキ」という呼び方も・・・アリなんでしょうか??
呼び方はさておき、
アルミ形材のデッキの特徴です。
・施工が簡単
現場で加工する部分が少ないため、すぐ完成します。
ユニットでセットになって売っていたりするので、個人でも十分設置が可能です。
・腐食に強い
錆に強く、腐食しにくいです。当然白蟻の害を受ける事もありません。
・安価
天然木や人工木は、樹種や商品のグレードなどで結構価格に差がありますが、アルミ形材はおおむね安定しており、他の素材と比べても比較的安価に手に入りやすいです。
注意点は、やはり金属という事で、夏は熱く・冬は冷たくなるという点。
火傷するほど熱く、凍る程冷たくなるので、日の当たらないところに設置したり、カバーやクッションを利用するという工夫が必要かもしれません。
あとは、デザイン性。
天然木の様な優しく多様で豊かな質感、工業製品とはいえ天然木に近い、人になじむ人工木の雰囲気とは違って、シャープでシンプル。
ちょっと物足りなさは感じるかもしれません。
まあそれと実はアルミだけで構成された大型のデッキというのはあまりなくて、
こういった簡便な濡れ縁台としてコンパクトなものが多く販売されています。
ホームセンターなどでもよく見かけますね。
これなら場所を移したりも簡単だし、数千円で手に入るものもあるので、ちょこっと使いには便利です!
アルミはむしろ、人工木を使ったデッキの骨組み部分や、地面に近く腐食しやすい脚部分などに使われることが多いです。
◆まとめ
ではまとめます。
雰囲気 | 耐久性 | メンテナンス | 価格 | |
天然木 | ◎ | △~◎ | △~◎ | △~○ |
人工木 | ○ |
○ |
○ | ○ |
アルミ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
こんな感じでしょうか?
だいぶ中島の主観も入っています。
天然木が△~◎となっているのは、それだけ樹種や材そのものの状態の幅が大きいからです。しかしやはり雰囲気は断トツ!
総じてバランスが良いのは人工木という感じです。
アルミのものは、使い方・周囲の環境がハードな場合や、一時的に小規模なものを設置したいという場合には最適だと思います。
どのように使いたいのか、どのような雰囲気にしたいのか?
ウッドデッキがあれば間違いなくお家での過ごし方に幅が出て、日々の楽しみも増しますし、それだけお家に愛着が持てると思いますので、お家全体のイメージやライフスタイル、そして予算とも相談しながら、ベストなものを選んで、マイホームをレベルアップさせたいですね!
ではまた!
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