大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
花粉が飛び始めているようで、最近は目や鼻がムズムズします。
幸い、まだ本格的な花粉症にはなっていませんが、もともと子供の頃からアトピー持ちで、鼻炎&アレルギー体質なので、やはりつらいです。
「コップの水」に例えられることが多い花粉症ですが、いつ自分のコップは溢れるのかと考えると怖いですね。
さて、そんな花粉ですが、屋外にいる時は仕方がないにしても、せめて自宅にいる時はきれいな空気の中で過ごしたいものです。
昨今はPM2.5の問題、そして感染症対策としても「換気」について注目が集まっていますが、そこでお勧めしたいのが「第一種換気」。
今までも何度か書きましたが、家づくりにおいては「建築基準法」で、換気装置などを用いた換気の計画を立て、その計画に沿った換気を行うよう定められています。
これを「計画換気」と呼びますが、換気の仕方には、
◆第一種換気・・・機械で取り込み、機械で出す
◆第二種換気・・・機械で取り込み、自然に出す
◆第三種換気・・・自然に取り込み、機械で出す
上記の3種類があって、「吸気(取り込む)」「排気(出す)」のどちらを機械で行うか、という組み合わせになっています。(窓を開けて行う自然換気は除く)
簡単に図にするとこんな感じです。
このうち第二種換気は一般的な住宅で使われることはあまりなく(壁内結露のリスクが高まる為)、病院や研究室のクリーンルームなどで採用されています。
よく使われるのは「第3種換気」。
装置の取り付けは排気側だけで良いので、設置費用・電力消費を抑え、コスト面で優れています。
ただ、
◆夏は熱い空気、冬は冷たい空気がお部屋に入ってくる
◆強力なフィルターがつけられず、花粉などまで取り込んでしまう
◆壁面に設置される吸・排気口により、開口部を覆うダクトフードが増え、デザインの障害になる
◆排気装置(24時間換気扇)が設置された空間の窓を開けると、その部屋だけで吸気・排気が行われ、かえって換気の効率が悪くなる(排気装置はトイレ・洗面所に設置されることが多い)
といったデメリットがあります。
一方、第一種換気は吸気口にフィルターや、熱交換装置を備えられ、また壁面に設置する吸・排気口も1か所ずつで良いので、外からの見た目もすっきりします。
フォーユーホームでは、この第一種換気にマーベックス社の「澄家」を採用していますが、
キッチンの換気扇の分は別として、換気に関しての開口部はこれだけ。
この開口も基礎部分なので、外壁の開口に比べて気密や防水に関してのリスクも減らせますし、虫の侵入が少なくなるのも地味に嬉しいポイント!
ちなみに上の写真は弊社での実際の施工分で、左が吸気口、右が排気口です。
吸気口の方はフィルターが取り付けられているので、排気口より大きいですね。
(この写真はマーベックス社HPからの転載です)
このフィルターが高性能で、PM2.5は98%、花粉は99.8%も除去してくれます。
また、室内排気口は基本的に床面に設置。
ハウスダストは低いところほど量が多くなるので、床面排気だと効率よく吸い出す事が出来、また空間への舞い上がりを減らせます。
トイレの場合は鼻の高さまでニオイの粒子が届く前に、足元から排気されるので、いつも気持ちの良いトイレになるというのも、床面排気のメリットです。
そしてもう一点。
このシステムには熱交換素子が搭載されています。
室内から出る空気と、室外から入ってくる空気を混ざらないようにすれ違わせる事で熱を回収し、夏のクーラー・冬の暖房のエネルギーを無駄にしません。
また水分のやり取りも行われるので、湿度調整の効果もあります。
省エネ、節電、快適性の向上に一役買ってれる装置です。
と、ここまでいいことづくめで書いてきましたが、気になる電気代については、おおよそ1か月で500円位です。
導入費用は第3種換気に比べるとどうしても高くなってしまいますが、24時間稼働するものなので常に恩恵を享受できるし、健康に直結する部分なので、予算が取れる場合はぜひ検討して頂きたい設備の一つです。
空気を吸わないとそもそも生きていけない以上、できるだけきれいな空気の方が良いですよね。
というわけで今日はこの辺で。
ではまた!
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