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家づくりのお話

大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。

家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。

 

久しぶりの晴れ間と思ったら今度は猛暑。

朝から溶ける・・・どころか焼ける程暑かったですね。

まだまだ残暑は厳しいですが、熱中症、気を付けましょう。

 

さて、今日は前回の続きです。

引戸と開き戸。

◆「引戸」と「開き戸」

と、いうことで、全開は引戸についてでしたが、今日は開き戸の特徴とメリット・デメリットについて。

 

◆開き戸の特徴・メリット・デメリット

「引戸」が左右に動くのに対して、「開き戸」とは、レバーハンドルやノブが付いていて、前後に動いて開閉する戸の事。

「ドア」と聞くとこのタイプを思い浮かべる事が多いのではないでしょうか?

 

◎開き戸のメリット

○壁を有効に使える

・・・前後に動くことから、左右にドアを収納するスペースを考えなくても良いです。

通路の奥や、角になっている所にも設置出来、また左右の壁にスイッチやコンセント、インテリアなどを配置する事が出来ます。

 

○密閉性が高い

・・・引戸に比べて気密性や防音性が高くなります。寝室の入り口などに設置すると、しっかり休めるお部屋になります。

冬のスースーとした隙間風も軽減出来ます。

 

○価格が安い

・・・開き戸に比べて少し安い場合が多いです。そこまで大きい差ではないですが、少しでもコストを削りたい場合など、出来るだけ開き戸にすると「チリも積もれば」で数万円程度は削減の効果が出せます。

 

○ペットやお子様がいるお家向き

・・・レバーハンドルやノブを回す操作が必要になる為、ペットやお子様が勝手に開け閉めしづらく、入ってほしくないお部屋をガード出来ます。(うまく開けちゃうコもいますが・・・)

また、ペットドアを設置出来るので、出入りはして良いけど、開けっ放しにされるのはちょっと・・・という場合にも有効です。

(扉の真ん中、下についているのがペットドア。パタパタと動いて、ペットが自由に出入り出来ます)

※引戸にも付けられますが、出入りのタイミングが重なるとペットが挟まる事故になる可能性があるので、おすすめ出来ません。

 

▲開き戸のデメリット

△スペースを取る

・・・扉本体の幅分の半径を確保しないといけないので、その分はデッドスペースになります。

開く向きも検討しておかないと、非常に使いづらくなってしまいます。

特にトイレの入り口に設置する場合は、出来るだけトイレの外に向かって開くようにしてください。

トイレ室内にスリッパがおけなかったり、中で万が一倒れたりした場合、倒れた人にひっかってドアが開けられず、救助に支障をきたします。

 

△設置場所によっては危険がある。

・・・通路の途中にあるお部屋に設置すると、人や物にぶつかる可能性があるので注意が必要です。

特に階段の上がった所では、上がってきた人にぶつかると転落などの大きな事故につながるので、避けるべきです。(降りきった所も、勢いがついているので危険)

 

△開放しておけない

・・・引戸と違って途中で止められません。固定できるドアストッパーもありますが、やはりスペースを取るので邪魔になったりします。

また閉め忘れたり固定し忘れたりした時、風でいきなりしまったりすると扉が壊れてしまったり、怪我に繋がったりします。

 

◆まとめ

というわけで、2回にわたって解説しました。

何にしてもそうですが、一概に「どちらかが絶対に良い!」と言えるわけではありません。

また商品によってはソフトクローズという、ゆっくり閉まる機能が搭載されているものもあったり、鍵を付けたり、ガラス入りでドアの向こうが見えるように出来たりと、デメリットを軽減する方法もあります。

設置する場所、生活の動線、家族構成や生活スタイルなど「実際にどう使うか?」を考えて検討すると、暮らしやすさがグっと変わってくるので、予算も考えつつ、より効果的に配置していきたいですね。

 

ということで、「引戸と開き戸」についてでした。

 

ではまた!

 


 

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