大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
梅雨入りしましたが、お天気の良い日が続きます。
「空梅雨」というやつですね。
雨ばかりで鬱陶しい日が続くよりは良いのかな・・・と思いますが、あまり極端だと野菜が値上がりしたり、水不足になったり。
なかなか思うようにはいかないものです。
さて、そんな天候の中、いよいよ6月に入り、気温も上がってきました。
日差しも夏のそれになりつつあり、日中はクーラーを稼働させる日も出てきたのではないでしょうか。
という事で、今日は断熱のお話です。
◆熱貫流率とは
最近耳にする事が多くなってきた「熱貫流率」という言葉。
U値なんて言ったりしますが、ご存じでしょうか?
何を指す言葉かというと、壁などで区切られた空間同士で、どれだけ熱のやり取りがあるか、を数字にしたものです。
この数字が小さければ小さいほど、熱のやり取りが少ない、つまり断熱が出来ている、という事。
これをお家全体の外皮(外気に接する面)で平均化したものが「UA値」で、この数字もまた、小さければ小さいほど外の気温の影響を受けにくく、断熱の効いた家、つまり省エネルギー性が高い、という事になります。
◆高断熱=省エネ
なぜ断熱性能が高ければ省エネになるかというと、要はエアコンの効きが良くなるかどうか、という事です。
夏にどれだけエアコンを動かして冷やそうとしても、断熱性能が低ければ外気の熱ですぐ家の中の温度が上がります。
また冬に家の中を温めても、外の冷たい空気で冷やされて、いつまで経っても寒いままです。
するとさらにエアコンやヒーターを動かす事になり、どんどんエネルギーを消費する事になる・・・というわけです。
その為、この外皮平均熱貫流率(がいひへきんねつかんりゅうりつ)=UA値(ユーエーち)はとても重要で、
・断熱性能等級
・省エネルギー基準への適合
を判定する際に欠かせない数値になっています。
特に省エネルギー基準への適合については、今年の四月から説明が義務化となったので、今後断熱についてはさらに注目されていく事になると思います。
◆熱が逃げるのはどこから?
さて、そのUA 値ですが、計算の仕方はさておき、要はどれだけ熱のやり取りを防げているかを求めていきます。
その際に、壁に関しては断熱材が入っている事もあり、そこまで大きくはならないのですが、(もちろん断熱材の種類や各商品の性能でだいぶ左右されます)実は一番熱のやり取りが行われるのが「窓」です。
冬のお家を想像してみると分かりますが、家の中の壁を触ってもそこまで冷たくないはずです。
ところが窓を触ってみるヒンヤリ~とすると思います。
これがつまり熱が逃げているという事。
なので、極端な話、窓を小さく・少なくしていけばUA値は下がっていくのですが、もちろん限界があります。
窓のない家なんて・・・住みたくないですよね。
というわけで、窓を付ける=開口部を設けるのが避けられない以上、この窓の断熱性能を考えていくのが現実的になります。
◆断熱性能の高い窓
では断熱性能の窓の特徴ですが、
・ガラスが複数枚、中空層を持って重なっている
・サッシが樹脂で出来ている
というのが大きな特徴。
ガラスの枚数が増えれば増える程、空気の層が出来て熱が伝わりにくくなり、枠が樹脂で出来ていればさらに熱のやり取りを防げます。
が、当然そうやって仕様を上げていけばコストもグングン上がるので、バランスを取っていかなければなりません。
これは地域性もあって、極端な話、比較的温暖な九州と、雪の大地北海道では求められる性能が全然違います。
なので、「冬の北海道でもバッチリ!」な性能に合わせると、九州ではオーバースペックになってしまいます。
そこで、フォーユーホームでは
・外はアルミで耐久性アップ&コストカット
・中は樹脂で断熱性能アップ
・ガラスはペアガラスで、間には断熱効果のあるガスを充てん
という窓を標準仕様として採用しています。
このアルミと樹脂を組み合わせたサッシはハイブリッドサッシと呼ばれ、コストと性能のバランスで優れているのが特徴です。
この仕様で、中津市周辺エリアでは必要十分な性能かな、と思います。
実際、見学会で新築のお家をお借りする際には、クーラーをつけてすぐに室温が下がりますし、冬はほとんど結露しません。(ガラスの隅っこがうっすら曇るかな?というくらい)
またオマケで防音効果もかなり高いです。
この窓に、ノウハウが詰まった断熱材の施工を、外部機関による検査を入れて行う事で、断熱性能等級4、省エネルギー基準適合を軽くクリアする仕様となっています。
もちろん、より高い断熱性能を求められる場合にはオール樹脂サッシ、トリプルガラスの窓などもご用意しております。
トータルでのコストのバランスもしっかり検討しますので、是非ご相談ください。
というところで、今日はこの辺で。
ではまた!
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