大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
さて、タイトルの言葉
「坪単価」
って聞いたことがありますか?
家づくりに取り掛かり始めた方や、興味を持っていろいろと調べ始めたような方なら、一度は耳にした事があるかと思います。
「単価」
というからには何かのコストを表すのだろう・・・というのは想像できるかと思いますが、要は
「建築費を建物の大きさ(坪数)で割った数字」
です。
例えば1,000万円で50坪のお家なら「坪単価20万円」となります。(そんなお家無いですけど・・・)
なんとなーくコストやグレードをイメージするには便利な言葉のような感じを受けますが、実は落とし穴が多いので、注意してください。
◆「坪単価」の落とし穴
では、どういうところに気を付けないといけないかというと、実はこの「坪単価」という数字。
算出の仕方に決まりがありません。
なので、宣伝の為等で安く見せようとすればどこまでも安くすることが出来ます。
計算の仕方としては、<建築費 割る 坪数>ですが、坪単価を安く見せようとすれば、
「建築費を低くする」か、「坪数を増やす」という事になります。
たまにチラシなどでビックリするくらい坪単価が安く書かれている事がありますが、よく見ると施工面積や延べ床面積が50坪を超えていたりと、かなり大きい数字が基準になっていたりします。
また、「建築費」についても、どこまで含めるかはその会社の自由です。
たとえば、
「キッチンなどの設備費が含まれていない」
「照明器具が含まれていない」
「内装仕上げ工事費別途」
「網戸は含まない」
「ドアや窓などの建具が含まれていない」
・・・などなど。
そりゃ~安くなるよ!と思いますが、キッチンやお風呂、トイレの無いお家があるでしょうか?
照明がないお家は?
ボードがむき出しのお家は?
網戸はまだしも、ドアや窓がないお家があるでしょうか?
そんなわけがありません。
なので、坪単価の安さに目を奪われて話を進めてしまうと、追加、追加、追加・・・で気が付けば相場よりむしろ高くついてしまった・・・という事になりかねません。
このように、「坪単価」だけで決めてしまうと、取り返しのつかない後悔に繋がってしまうかもしれないので、「坪単価」をベースに比較しようとした場合は、
・「建築費」にどこまで含まれているのか
・「坪数」は延床面積か、会社独自ルールでの面積か
など、算出の基準はしっかりと確認しておかないといけません。
しかしながら、私も以前、ひたすら「坪単価は?」とご質問される方とお会いしたことがあります。
そしてひたすら「坪単価を下げてほしい」と言われ続けました・・・。
下げるというか、安く見せる事はどうにでもできますが、正しい予算組みをご提案が出来なくなってしまいます。
その時は、きちんと「坪単価」という数字の怖さをお伝えしましたが、もしこれがちょっとズルい会社だったら、言われるがまま坪単価をの数字を操作して低く見せ、最終的にはがっぽり取られてしまうという事になってしまったかもしれません。
と、いうことで、「坪単価」という数字の怖さというか、当てにならなさが伝わったでしょうか?
ただ、その会社の積算(価格決め)ルールとして、素材や設備、工法ごとにグレードを定め、それぞれできちん定義付けした「坪単価」を提示して、プランやご予算を提示する会社もあります。
そういった場合は事前にハッキリと説明をしてくれるはずです。
上に書いた、「キッチンなどの設備類の費用が含まれていない」などという場合も、しっかり説明して、納得が出来ていれば問題にはならないんですが、何も言わずにただただ「うちの坪単価は〇〇万円です!安いでしょう!」という売り方をされたら、気を付けた方が良いのかもしれませんね・・・。
以上、今日は意外とハマってしまう落とし穴についてでした。
ではまた!
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