大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
さて、この時期になるとたまに届くのが
「新築でエアコンをガンガン回しているのになんだか肌寒い」
というお声。
弊社の場合、断熱材は断熱性能等級4は十分クリアできる仕様で、施工の質についても断熱工事検査を受けて日々向上に取り組んでいるので、性能不足や施工不良による隙間風などでエアコンが効かないという事は無いはず・・・。
そこで詳しく伺ってみると、大体共通しているのが
「加湿をしていない」
という点。
冬になると「加湿」は大事なキーワードになってきますが、その主旨は「感染予防」なことが多いです。
(これももちろんとても大事!)
ですが、
「体感温度」
に触れる事はあまりありません。
ということで「湿度と体感温度」について考えてみます。
◆湿度が上がると体感温度が上がる
いきなり結論ですが、ではなぜそうなるのか?について。
人間の体は、汗をかきます。
これは、気化熱(液体が蒸発する時に、接しているものから奪う熱)の仕組みを利用して、体温を調整する為。
夏など、気温が高くなってくると汗がたくさん出ますが、寒い時でも実は少しずつ汗がでています。
本来気温が低いと水分は蒸発しにくいですが、空気が乾燥している為、この汗がどんどん蒸発し、体の表面の温度が下がり、文字通り「肌寒く」感じる様になります。
(夏は逆に湿度が高い為、汗が渇きにくく、ベタベタしますね。)
つまり、室内の湿度を上げれば、体の表面からの水分の蒸発を防ぐことが出来、熱が奪われにくくなる・・・という事につながるわけです。
◆どのくらい影響があるか
これは非常~に複雑で難しい計算式があります。
が、見てもチンプンカンプン・・・。
大体まとめると、一般的には
・湿度が10%上がると、体感温度が1度上がる
と言われているようです。
(これは室温が20度前後の時の事で、10度を下回る時は、湿度が上がると逆に寒く感じるそうです)
それと、今年はそうでもないですが、毎年流行するインフルエンザウイルスは、湿度50%を超えるとかなり数が減るそうです。
◆どのくらいの湿度にするべきか
という事で、ではどのくらいの湿度を保つべきか、というと
・室温18~22度で湿度45~60%
が、冬の快適な室内環境だそうです。
これ、実際の弊社事務所に設置してある温&湿度計ですが、ちょうど22度、湿度50%弱ですね。
確かに、暑くなく寒くなく、乾燥してる感じでも、ジトジトしてる感じでもなく、快適です。
エアコンで暖房をかけながら加湿器を使っています。
◆温度だけでなく湿度も管理しましょう
以上、湿度が上がればと体感温度も上がります、というお話でした。
体感温度が上げて暖かく感じるようになればエアコンなどの設定温度を下げる事が出来るので、省エネ、電気代節約にもつながってきます。
ただ、あまりに加湿しすぎると、結露しやすくなったり、カビの発生につながったりするので、上のような温&湿度計を置いたりして管理してみると良いかもしれませんね!
ホームセンターなどで数百円~程度で売られているので、お一つ買って、設置されてみてはいかがでしょうか?
ということで長くなりましたが、今日は
温めるだけでなく、湿度もコントロールして、快適な室内環境を整えましょう!
というお話でした。
ではまた!
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