大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
さて、先日のブログで、換気について触れましたが、今日はその続きです。
最後の方で「スマートエコ換気システム」というシステムの名称が出ましたが、これが弊社採用の第一種換気システムです。
おさらいですが、第一種換気は、吸・排気ともに専用装置で強制的に行います。
「スマートエコ換気システム」は、1階床下に心臓部となる換気装置を設置。
PM2.5を98%以上、花粉は99.8%以上をカットする強力なフィルターを通して吸い込んだ空気に、室内の温度と湿度を移します。(熱交換率80%)
「それって室内の空気と混じらないの?」
と、疑問がわきますが、下の図を見てください。
この図のように、熱交換素子を介して空気がすれ違い、空気自体は混ざらずに、熱と湿度だけを交換する様になっています。
つまり、
・夏は熱い外気を、冷えた室内の空気で冷ましてから取り込む
・冬は冷たい外気を、温まった室内の空気で温めてから取り込む
ということで、エアコンのエネルギーロスを減らし、屋内の温度を一定に保ちやすくしてくれるわけです。
そして室内へ供給される空気は床下を通るので、床下環境もかなり向上します。
さてここで、前回「感染症対策うんぬん・・・」という話にも触れましたが、これにどう役立つのか?という事について。
下の図を見て下さい。
図の中にも書いていますが、第3種換気の場合、トイレや洗面所などの換気扇で排気を行う為、汚染された空気が色んな部屋を通ります。
「スマートエコ換気システム」の場合は「各部屋排気」なので、
汚染された空気が他の部屋の空気と混ざらないのです。
二つの図を見比べてみると、どちらがお家中の空気が綺麗かが分かると思います。
まあ、感染者の方がお部屋から出てトイレに行ったりすれば、どうしても混じってしまいますが、休んでいる間は大半をひと部屋で過ごす事を考えれば、かなり効果的かと思います。
コロナの様に、空気によって広がっていく感染症もありますが、人間は空気がないと生活できないのも事実。
3密と呼ばれる感染を拡大させる3つの要素のうち「換気の悪い密閉された空間」をシステムによって対策して、きれいな空気の中で生活する、というのは今後とても重要になってくるのではないかな、と思います。
そうそう、一応ご注意ですが、このシステムを採用することで「絶対大丈夫」「感染症にかからない」とか、「菌やウイルスが消える」というお話ではありません。
(換気の良し悪しについては、厚労省発表の「専門家検討会による見解」に示されている、推奨される換気量を元にしています。参考:「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の手法(リーフレット))
まあ色々と書き出すと脱線して大変長くなってしまうので、この辺で特徴をまとめます。
~スマートエコ換気システムの特徴~
◆PM2.5・花粉を強力にカットするフィルター
◆熱交換率80%で、給気の温度を室温に近づける
◆床下環境の改善
◆冷暖房のエネルギーロスを減らす
◆各室排気で、汚染された空気の広がりを抑制
他にもあるんですが、このくらいにしておきます。
第3種換気に比べて導入費用は確かにプラスになりますが、それ以上に「生活の質」が向上する事うけあい!
ぜひご検討・ご相談いただければと思います。
ではまた!