大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
さて、「フロア材について」の続きです。
前回は無垢フロア材について触れたので、今日は複合フロア材について。
◆複合フロア材の特徴
大雑把に言うと、複合フロア材とは「基材」という、ベースとなる材に木目調のシートを貼ったものです。
木の板をそのまま切り出した「無垢フロア材」と違い、人工的、工業的に作られたものです。
「人工的に・・・」と書くと、安っぽいような、あまり良くないもののような感じがしますが、もちろんそういうわけではありません。
加工がなされたものなので、色々な機能を持たせられたり、無垢材にはない長所があります。
ただ、正直メーカーや商品によって仕様というか特徴がかなり変わるので、弊社フォーユーホームでよく使うLIXILの「ラシッサDフロア(アース)」に絞って挙げていこうと思います
まず「基材」。
細かく砕かれた木のチップを、結合剤でつなげて、強く圧縮したものを使っていて、丸ノコの寿命を縮める程、非常に硬いです。
若干ボケてますが、断面はこんな感じ。
一見モロそうに見えますが、本当に硬いです。
手でグッと力をかけたくらいでは全然曲がらず、ビクともしません。
無垢材の特徴として「やわらかい」という点を挙げましたが、これは反面「キズが付きやすい・凹みやすい」という事に繋がります。
その点、この硬さは傷や衝撃に強く、耐久性の向上につながります。
簡潔に言うなら「タフ」「頑丈」です。
そして表面のシートですが、表情のある木目と、木目の凸凹も表現されていて、触感がとてもナチュラルです。
樹種ごとの木目や色を再現していて14種類から選べます。
水にも強いので、無垢材ほど気を遣わなくてもよく、ワックス不要なのでメンテナンスがやっぱり楽!
ダスキンさんの化学モップやクイックルワイパー、最近流行りのブラーヴァなどを使って楽にお掃除出来ます。
毎日の事なので、これは大きなポイント。
それと複合材は工場加工品の為、品質が均一で、精度が高いというのも良いですね。
品質が一定な為、仕上がりに差が出にくく、腕に依らない美しい出来栄えに期待できます。
最後に、お値段ですが、無垢フロア材より安めです。
安い物を探していけばかなり安いものもあります。(あまり安すぎるものはリフォーム用だったり、パッとしなかったりしますが)
ただ、ラシッサDフロア(アース)は、「質」を考えるといわゆるコスパはかなり良いのではないかな、と思います。
なので、個人的にひそかに、ですが、フロア材を考える時の基準にしています。
また、他にも色んなメーカーさんが色んな商品を出しているので、お手頃なお値段で、たくさんの選択肢の中から選べるというのも、複合フロア材ならではですね。
◆比較のまとめ
という事で、ずらずらと2回にわたって書き連ねてきましたので、まとめます。
無垢フロア材 | 複合フロア材 | |
長所 |
足に優しく、本物の質感、木のぬくもりを味わえる |
品質が均一で施工性が良い |
年と共に味が出て「経年美化」を楽しめる | お手入れが楽 | |
調湿機能がある | 水や傷に強い | |
傷や凹みを治しやすい | 無垢材に比べて安価で選択肢が多い | |
注意点 | 傷や凹みがつきやすい |
本物の質感とは違う |
メンテナンスが必要 | 深く傷つくと復旧できなくなる | |
お値段は高め | あまりに安いものはそれなりの質 |
こんな感じでしょうか。
どちらも良い所と知っておかないといけない注意点があり、「絶対こちらを選ぶべき!」とは言えません。
ぞれぞれの特徴をきちんと押さえて、後悔の無い家づくりを楽しんでいきたいですね!
長くなりましたが、2日間にわたってフロア材について触れてみました。
ではまた!
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