大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。
家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。
秋も深まってきて、日が落ちるのが早くなってきました。
朝夕もだいぶ涼しくなってきましたね!
今年の夏の暑さはなかなかのものだったので、やっと一息という感じです。
さて、秋が深まって、これからは段々と気温が下がり、次にやってくるのは冬。
冬になるとコレに頭を悩まされる方が多いのではないでしょうか。
そう・・・
窓の結露。
いやですよね~・・・。
ひどい時には床にたまるほどになり、カーテンもグッショリ。
毎日繰り返すものだから、ふと見るとカビが生えていたり・・・。
◆結露の仕組み
そんな窓の結露ですが、なぜ起きるのでしょうか?
そう・・・例えば、夏に冷えたグラスに水滴が付きますよね。
アレと同じ事で、水蒸気を含んだ空気が冷やされることで、ため込んでいた水分が気体から液体になり、それが集まって水滴になるわけです。
もうちょっと詳しく説明すると、理科の授業で習ったと思いますが、空間には飽和水蒸気量というものがあります。
ある温度で一定の広さの空間には、抱え込める水蒸気の量が決まっていて、温度が高いほど抱え込める水蒸気量が多く、低くなると少なくなっていきます。
温度の高低で大きさの変わるコップ・・・をイメージしてください。
水の量が一緒でも、温度が下がってコップが小さくなっていくと、いつか溢れますよね?
そうして溢れた水分が水滴となって、結露となる、という事です。
ではなぜお家の中でそれが起きるのか、というと、窓の温度が低いから、です。
特に冬はお家の中の空気が暖房で温められ、水蒸気をため込んでいる状態。
これが外気でキンキンに冷えたガラスに近づくことで冷やされ、飽和水蒸気量が下がり、抱え込めなくなった水分が窓ガラスに結露してしまうわけです。
まさに夏のキンキンに冷えたグラス状態。
そして、朝起きたら窓がグッショリ・・・です。
◆結露による弊害
そんな結露ですが、発生することでのメリットはありません。
気分的にも嫌ですが、上にも書いたように、
・カビが発生
そして発生したカビを餌にすることで
・ダニが発生
ダニが発生すれば、当然
・アレルギーなどの健康被害が発生
と、実害が発生します。
これを何年も続けていたら・・・ゾッとしますね。
◆結露の解決方法
では、そんなイヤ~な結露ですが、どうすれば予防できるのか?
飽和水蒸気量の話を思い出すと、まず、
・空気中の水分をなくす
という対策が浮かびますが、それはムリ!
現実的ではありませんね。
だって、人の呼吸でも空気中に水分が補給されるわけですから・・・。
では、効果的な対策とは?
それは、
・窓の断熱性能を上げる
です。
要は、室内で温度の低いところがあるから結露してしまうなら、出来るだけ温度差が発生しない様にしてあげれば、結露の発生を防げる!というわけです。
賃貸のお家の場合は、出来るだけコストをかけない様に作られているため、窓のサッシはアルミ、ガラスは一枚、という仕様がほとんど。
そりゃ冷えますよね。
そこで、フォーユーホームでは、新築の住宅の場合、標準として
・室内は断熱性能の高い樹脂、室外は耐久性の高いアルミを組み合わせたハイブリッドサッシ
・ガラスは複層ペアガラス
・ガラスとガラスの間には断熱性能を高めるアルゴンガスを封入
という窓を装備。
まあさらに性能を高めようと思えば、中も外も樹脂のサッシで、トリプルガラス、さらに上には5枚ガラス!(どこで使うんだろう・・・)という商品もありますが、ここまでいくと温暖な九州ではオーバースペック。
コストもどんどん上がってしまうので、長年のノウハウから、コストと性能のバランスが一番良い、上記の仕様を採用しています。
これで、ほとんど結露は発生しない快適な生活を送ることができます。
あとは、予算のバランスを見ながら、ガラスの面積が大きくなる掃き出し窓だけトリプルガラスにすることなどを検討していけば、より効果的になっていくと思います。
◆ということで、今日は結露についてのお話でした。
まあどれだけ、仮に現時点における最高性能の窓であっても、完全に結露を防ぐことは出来ないんですが、上記のフォーユーホーム標準の仕様で、窓グッショリ・・・から、少し曇ってる?くらいまで、かなり改善されます。
冬の結露に悩まされている方は、ぜひご相談ください。
ではまた!