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家づくりのお話

大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。

家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。

 

さて今日は、地盤調査についてのお話です。

 

◆地盤調査とは

お家を建てる際にまず大事になるのが、土地そのものの強さ。

強さと言っても色々ありますが、ここでいう強さとは

「建物を建てる際に、その地盤がどの程度の重さに耐え、沈下に抵抗する力があるか」

を指します。

そしてこの力を「地耐力」と呼びます。

 

人が立っていて沈むような土地は論外ですが、普通はどの地面でもそれなりに固く感じます。

しかしお家を建てるとなると、何トンという力が長期にわたってかかり続ける為、深いところまでしっかり調査する必要があるわけです。

ここで大事なのは、「表面の固さ」ではないという事。

表面が足跡が付くような柔らかい場所でも、少し下に強固な地盤が存在したり、その逆もあります。

なにせ地面の中のことなので、人の目だけでは判断がつかず、機械を使って計測し、得られたデータをもとに計算・判断していく必要があります。

そこで行われるのが地盤調査です。

 

◆地盤調査の方法

では肝心の調査の方法ですが、主に2種類あります。

(じつは、地盤調査というと、土壌の汚染についての調査も含まれますが、ここではひとまず置いておいて、地耐力を測る方法について。)

 

・ボーリング調査

筒状のカッターをグイグイと地面に差し込んでいって、サンプルを採取する方法です。

地盤をそのまま取り出す形になるので、より精度が高く詳細なデータを取ることが可能です。

が、その反面、

こんなやぐらを組んで、大型の機械を搬入・設置する必要がある為大掛かりになり、設置や解体、調査そのものにも日数や人手がかかります。

すると当然費用も高くなる事になってしまいます。

なので、一般の戸建て住宅の地盤調査に用いられることはあまりなく、マンションやビルといった大規模建築物の建設の際に行われます。

 

・スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験、SS試験)

そこで、一般的な戸建て住宅の際に行われる試験がスウェーデン式サウンディング試験と呼ばれる試験。

こんな機械を使って、先がネジ状になった回転する杭を調査点に刺していき、

・どのくらいの深さを掘るのに

・杭を何回転させたか

を、調べます。

当然固い地盤に当たれば、同じ深さを掘るのにもたくさん回転させなければならず、自沈層と呼ばれる柔らかい層に当たれば、回転させなくてもスルスルと杭が入っていくので、地盤の状況が推測できるというわけです。

 

上の写真の機械は軽トラでも運べるほどなので、すぐに調査でき、調査員さんも大体一人。時間も数時間で終わります。

ボーリング調査ほど精確ではありませんが、一般的な木造戸建て住宅であれば十分なデータが取れ、費用もぐっと下がるので、主にこの方法が採用されます。

 

 

調査の際にはこんな機械で細かく計測・データ化され、なおかつこのデータは操作する事が出来ず、調査後ただちに、調査・判定・保証を行う会社に送信される様になっているため、不正が行われず、公平な結果が得られます

そして届けられたデータをもとに、地盤保証会社がシュミレーションを行い、そのままお家を建てられるのか、または地盤改良が必要なのかというレポートが提出されます。

このレポートは地盤保証とセットになっている為、後日お客様にも開示・お渡しします。

 

つまり、「地盤改良は絶対不要ですよ~安くできますよ~」と自社に有利なことを言っておいて、自分たちで勝手に調査し、適当な数字をもとに設計・建築・・・・。

等という事が出来ない様な、安心・安全な仕組みになっています。

保証会社さんも甘い判定をして、後日地盤沈下なんて言う事になったら、補償が発生するし、自身の首をしめるだけなので、そこはキッチリしています。

こっちから「地盤改良不要で結果出してよ~」なんて聞いてくれないでしょう(言いませんけど!)。

 

ちなみに、この調査は、土地に対して力のかかるお家の隅の4点と中心の1点、計5点を計測する(お家の大きさや形状によっては調査点が増えます)ので、建物の設計や配置の計画が完了するまでは行う事が出来ません。

 

◆まとめ

今日は地盤調査のお話でしたが、いかがでしょうか?

土地を購入する際、「この土地は丈夫な土地なのか・・・」という不安はついてきますが、これらの調査を行う事で、その不安は解消されます。

万が一「要改良」の判定が出ても、その指示に従ってキチンと工事を行えば保証もついて、安心してお家を建てられるので、ビクビクしながら生活する・・・という事がなくなります。

そしてフォーユーホームではこのように必ず第三者による調査を行い、結果も偽りなくお伝えしております。(レポートをそのままお渡しします)

 

「心配なので、もし地盤改良が必要になった時、どれくらいかかるのか知っておきたい」

といったご質問やご相談にもお応えしますので、お気軽にご相談ください。

 

ではまた!

 

 

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大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。

家づくりの会社、地域密着型工務店・ハウスメーカー、フォーユーホームの中島です。

 

さて、今日も家づくりについてですが、お客様からご相談を受け、家づくりの打ち合わせを始める際に、結構な確率でご質問いただくのが、

「ガスですか?オール電化でIHですか?」

という、コンロについての質問。

特に奥様からご質問頂く事が多い気がします。

毎日使うものですからね!確かに大事なポイントです。

 

では、そのご質問へのお応えですが、弊社では基本的には

「オール電化でIH」

です。

 

では、IHを採用している理由にもなる、メリットを並べてみます。

 

 

◆IHコンロのメリット

 

・まずはとにかくお掃除がラク!

ガスコンロも最近は天板がガラスコーティングされていたりして、昔に比べてだいぶお手入れしやすくなっています。

が、写真の通り、IHは表面がフラット!な、ガラス張り。

火も出ないので焦げ付かず、油もあちこち入り込まないので、毎日のお掃除はキッチンペーパーでサッと一拭き。

使い込んで汚れがついてきたら、クリームクレンザーを塗ってラップでパック。その後そのラップでそのままこすると、あっという間にきれいになります。

 

・火力が強くてお湯がすぐ沸く

これは本当に早いです。

ガスの場合の2~3倍ほど早く沸くという実験結果もある様です。

実際、中島は以前料理のお仕事をしていたのですが、職場にIHコンロが導入された時は余りの早さに驚いたものです。

そして慣れないうちはよくお鍋のお湯がなくなってしまっていましたね・・・。

ま、それもすぐに慣れます。

それと、万が一空焚きになった場合でも、センサーが働いて加熱がストップされますのでご安心を。

 

・火力の調整が分かりやすくて簡単。

ガスと違って目で火の強さを見ながら「鍋の底に炎の先が付くのが中火・・・」なんてしなくても、数字やメーターで表示されるので、一発で好みの火力に出来ます。

毎日使って慣れてきたら「この料理の時はこの火力」といつも一定の火力で調理が出来るので失敗も少なくなり、実に楽です。

 

・火事のリスクが低い

これは当然ですが、火事の危険性はかなり低くなります。

ゼロではないので注意!ですが、火を使わないのでやっぱり安心ですね。

 

・オール電化でお得に電気を使える

これが強力なメリット!

エコキュートとあわせることでオール電化にできるので、まずガス代の基本料金が消えます。

これだけでも安くなりますが、深夜料金で安くお湯をわかして貯めて使うエコキュートなど、様々な場面でオール電化プランが活きてきます。

家族構成や普段の使い方で結構差が出ますが、オール電化での電気代は、ご家族4人で年平均1~1.5万円くらいが多いでしょうか?

ガスの場合はガス代1.2万+電気代8,000円くらいが多いようなので、合計で20,000円。

その差は5,000円~10,000円!

感覚的には光熱費が半分になる・・・と思っても良いのかもしれません。

中津の場合はほとんどが都市ガスに比べて料金が高いプロパンなので、結構はっきり差が出ると思います。

 

・部屋が暑くなりにくい

これほんとうらやましい・・・。

中島はちょいちょい料理するのでよくわかりますが、夏場のガス台前は汗びっしょり!

なぜなら火が出るから・・・。

「でも冬場暖かくなっていいじゃない」と言われそうですが、暖房器具があるし、別にそこはメリットにはならないと思います。

夏でも冬でも、出来るだけ一定の室温の方が良いに決まってます!

 

・ごくごく弱火での長時間調理ができる

上にも書きましたが、火力の指定が簡単に出来て、しかも一定なので、長時間の煮込み調理などは簡単・安全・安心に行うことができます。

 

・多機能!

デジタル機器ならではですが、チャイルドロックやタイマー機能、空焚き防止、切り忘れ防止、揚げ物モード・・・など、便利さや安全を手助けしてくれる機能がたくさん搭載されています。

普段使いでは、タイマーや揚げ物モード、便利ですよね~。

特に揚げ物モード!揚げ物は温度が命ですから、確実に調理の質が上がります。

 

・上面操作が可能

これは地味に嬉しいです。

本体上面に操作パネルが付いているので(フォーユーホーム標準仕様の場合です。機種によっては違う場合もあります。)、上から手元で操作でき、火加減を調節するのにちょっとかがむという動作がなくなります。

この「ちょっと」がね・・・厄介なんですよね。

毎日のことなので、こういう細かいストレスが解消されるのも大きなメリットです。

 

 

◆まとめ

と、いうことで、IHのメリットをドドッと並べてみましたが、いかがでしょうか?

「IHしかない!」というぐらいに書き連ねましたが、もちろん、ガスにはガスにしかない良さもありますので、お客様のご希望に合わせた仕様にも、当然ご対応します!

「どっちにしようか悩んでる・・・」

「詳しい機能や仕様が知りたい」

など、ご相談やご質問があれば、お気軽にお問い合わせフォームからでもご連絡ください。

 

ではまた!

 

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家づくりのお話

大分県中津市の分譲地・新築住宅・注文住宅・デザイナーズハウス。

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秋も深まってきて、日が落ちるのが早くなってきました。

朝夕もだいぶ涼しくなってきましたね!

今年の夏の暑さはなかなかのものだったので、やっと一息という感じです。

 

さて、秋が深まって、これからは段々と気温が下がり、次にやってくるのは冬。

冬になるとコレに頭を悩まされる方が多いのではないでしょうか。

 

そう・・・

窓の結露。

いやですよね~・・・。

ひどい時には床にたまるほどになり、カーテンもグッショリ。

毎日繰り返すものだから、ふと見るとカビが生えていたり・・・。

 

◆結露の仕組み

 

そんな窓の結露ですが、なぜ起きるのでしょうか?

そう・・・例えば、夏に冷えたグラスに水滴が付きますよね。

アレと同じ事で、水蒸気を含んだ空気が冷やされることで、ため込んでいた水分が気体から液体になり、それが集まって水滴になるわけです。

もうちょっと詳しく説明すると、理科の授業で習ったと思いますが、空間には飽和水蒸気量というものがあります。

ある温度で一定の広さの空間には、抱え込める水蒸気の量が決まっていて、温度が高いほど抱え込める水蒸気量が多く、低くなると少なくなっていきます。

温度の高低で大きさの変わるコップ・・・をイメージしてください。

水の量が一緒でも、温度が下がってコップが小さくなっていくと、いつか溢れますよね?

そうして溢れた水分が水滴となって、結露となる、という事です。

 

ではなぜお家の中でそれが起きるのか、というと、窓の温度が低いから、です。

特に冬はお家の中の空気が暖房で温められ、水蒸気をため込んでいる状態。

これが外気でキンキンに冷えたガラスに近づくことで冷やされ、飽和水蒸気量が下がり、抱え込めなくなった水分が窓ガラスに結露してしまうわけです。

まさに夏のキンキンに冷えたグラス状態。

そして、朝起きたら窓がグッショリ・・・です。

 

◆結露による弊害

そんな結露ですが、発生することでのメリットはありません

気分的にも嫌ですが、上にも書いたように、

・カビが発生

そして発生したカビを餌にすることで

・ダニが発生

ダニが発生すれば、当然

・アレルギーなどの健康被害が発生

と、実害が発生します。

これを何年も続けていたら・・・ゾッとしますね。

 

 

◆結露の解決方法

では、そんなイヤ~な結露ですが、どうすれば予防できるのか?

飽和水蒸気量の話を思い出すと、まず、

・空気中の水分をなくす

という対策が浮かびますが、それはムリ!

現実的ではありませんね。

だって、人の呼吸でも空気中に水分が補給されるわけですから・・・。

 

 

では、効果的な対策とは?

それは、

・窓の断熱性能を上げる

です。

要は、室内で温度の低いところがあるから結露してしまうなら、出来るだけ温度差が発生しない様にしてあげれば、結露の発生を防げる!というわけです。

 

賃貸のお家の場合は、出来るだけコストをかけない様に作られているため、窓のサッシはアルミ、ガラスは一枚、という仕様がほとんど。

そりゃ冷えますよね。

 

そこで、フォーユーホームでは、新築の住宅の場合、標準として

・室内は断熱性能の高い樹脂、室外は耐久性の高いアルミを組み合わせたハイブリッドサッシ

・ガラスは複層ペアガラス

・ガラスとガラスの間には断熱性能を高めるアルゴンガスを封入

という窓を装備。

まあさらに性能を高めようと思えば、中も外も樹脂のサッシで、トリプルガラス、さらに上には5枚ガラス!(どこで使うんだろう・・・)という商品もありますが、ここまでいくと温暖な九州ではオーバースペック。

コストもどんどん上がってしまうので、長年のノウハウから、コストと性能のバランスが一番良い、上記の仕様を採用しています。

これで、ほとんど結露は発生しない快適な生活を送ることができます。

 

あとは、予算のバランスを見ながら、ガラスの面積が大きくなる掃き出し窓だけトリプルガラスにすることなどを検討していけば、より効果的になっていくと思います。

 

 

◆ということで、今日は結露についてのお話でした。

まあどれだけ、仮に現時点における最高性能の窓であっても、完全に結露を防ぐことは出来ないんですが、上記のフォーユーホーム標準の仕様で、窓グッショリ・・・から、少し曇ってる?くらいまで、かなり改善されます。

 

冬の結露に悩まされている方は、ぜひご相談ください。

 

ではまた!

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今日は先日の記事にちょっと補足です。

(先日の記事はこちら↓)

北側道路、実はメリット豊富。のお話。

 

北側道路は「なんとなく」で敬遠されがちだけど、

  • 南側前面にLDKを配置できる
  • プライバシーを守れる
  • 価格が安い

と、実は色々なメリットがあるんですよ!というお話でした。

が、文字ばかりだったので、分かりにくいかも・・・という事で、絵を描いてみました。

 

約65坪ほどの土地に、建坪(1階床面積)約17.5坪のお家を配置したときのイメージです。

総2階で作れば、延べ床面積 約35坪なので、4LDKといった感じでしょうか。

(イメージ用なので、細かい部分はご容赦を・・・。)

 

この絵の様に、道路側からはリビングが全く見えず、お庭を抱え込むようにしたお家づくりが可能になります。

 

この状態でもう少しお庭の奥行きが欲しいなーと思えば、

例えばこんな感じにしたり。

 

実際は、真北じゃなくて少し東や西側を向いていたり、この絵は間口に対して奥行きが深い縦長の土地ですが、逆に間口が広くて奥行きが浅い横長の土地、という事もあります。

また、正方形に近い事もあるし、台形になっていたり、もっと広かったり狭かったり。

さらに、両隣や南側にお家があったり、あったとしても2階建てだったり平屋だったりと、様々な条件があります。

が、どうでしょうか?上の絵の様に、北側道路でも設計・配置の仕方は色々あるんです。

 

 

前回も書いたように、北側道路にもきちんとメリットがあります。

それは南側でも東でも西でも同じことで、なんにでもメリット・デメリットがあります。

大切なのは、最初から否定するのではなく、そのメリット・デメリットをきちんと比較・検討して、お家づくり計画上の、トータルでのバランスを考えていくことではないかな~、と思います。

そうすると、思わぬ余裕が生まれたり、ダメならダメできちんと納得して更なる検討が出来るので、結果、後悔の無いお家づくりを進められるはずです。

 

と、いうところで今日はこの辺で。

台風一過でだいぶ朝夕が涼しくなってきたので、皆様も体調管理にはご注意ください!

 

ではまた。

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台風一過。

皆さま被害はありませんでしたか?

弊社は古いラティスが一枚倒れた程度で、無事乗り切ることができました。

前日までの、のぼりや看板の回収、飛びやすいものがないかの見廻りなんかが大変でしたが・・・。

日頃からの備えが大事ですね。

 

さて、今日は土地についてのお話です。

お家を建てるのに絶対に欠かせないのが「土地」

相続や、資産としてすでに土地を持たれている方(うらやましい・・・)は別として、ほとんどの方はお家づくり土地探しがセットです。

そうすると、お家本体についてはもちろんですが、土地についても色々とご希望が出てきます。

・学校が近い

・スーパーなどの商業施設が近い

・〇〇校区内

・静かなところが良い

・大きな道路の近くが良い

・・・などなど。

そして様々な条件を満たして、「価格も予算内!接道も取れるし、きちんとお家が建てられる土地。バッチリ!」

と思ったら、「北道路はなんとなくイヤなんです」というお客様のお言葉でスルー・・・。という事があります。

・・・確かに、一般的には南道路が良い、と言われます。

なんといっても日当たりが良好!

そしてお家の「顔」となる、大きな窓やリビング、バルコニーを設けるので、道路からの外観にボリュームを出しやすいです。

 

では、北側道路となる土地の場合、デメリットばかりなのか?というと、そうではありません。

 

  • ◆北側道路のメリット

  •  

ややもすると敬遠されがちな北側道路ですが、実は南側道路の場合に負けないくらいのメリットが

ちょっと並べてみます。

 

  • 南側全面にLDKを配置できる

北側道路の土地は、文字通り北側に道路があります。そうすると、出入りがしやすいように、基本的には玄関や駐車スペースを北側に設ける事になります。その為、南側すべてをLDKにする事が可能になるので、お庭と一体になったような、開放感のある明るいリビングを配置することができます。

 

  • プライバシーが守れる

上記の様に北側に出入り口、南側にリビングとなる為、生活の中心的な空間に対しての、道路からの視線を遮りやすいです。

リビングを顔とするなら、道路に背を向けるイメージです。

洗濯物を干したり、お庭でワイワイする時も、人や車の通りを気にせず、のびのびと過ごすことができます。

南側にお家がある場合、そのお家も北側に背を向けて作る(お風呂やトイレなど、人がいる事が少なく、開口部が少ない&小さい&不透明なガラスを使っている事が多い)ため、そちらのお家の事もあまり気になりません。

 

  • 価格が安い

南側道路が人気な反面、北側道路の土地は敬遠されがちです。

そうすると、需要と供給のバランスから、道路の位置以外が似たような条件の場合、北側道路の土地の方が安くなる場合が多いです。

どれくらい安くなるかは一概には言えませんが、例えば同じ分譲地内で、5~10%程度以上の差があると言われています。

400万円の土地なら20~40万円

500万円の土地なら25~50万円

600万円の土地なら30~60万円・・・

と、ン十万円以上の差が出てきます。

お家づくりの場合、千万円単位の予算となるため少なく見えますが、実生活で「60万円もらえます!」と言われたらいかがでしょうか?

その分家具やインテリア、家電の買い替えにまわしてもいいし、月の支払いを減らしても良いし。

コスト削減はメリット直結なので、この恩恵は大きいです。

 

◆土地に合わせた設計を

 

と、ここまでメリットを書き連ねてきましたが、当然デメリットも存在します。

玄関が暗くなりやすいとか、土地が狭い場合は日当たりの確保が難しい・・といった点です。

ただ、それぞれ対処の仕方はあって、暗くなりやすいなら採光をきちんと考えるとか(窓の位置や向き・大きさ、吹き抜けの設置など)、リビングを2階にもってくるとか。

天井近くに設ける「高窓」も採光効果高いです。

 

土地というものはなかなか条件を変えられないので、建物の方をしっかりと土地に合わせて設計すれば、意外と、「南側道路」にこだわっていた時には思いつかなかったような素敵なプランが生まれてきます。

 

そしてもちろん、「南側道路」が悪い、というわけでもありません。

 

要は、どんなものにもメリット・デメリットはあるので、むしろそこは「個性」ととらえて理論的に検討し、

「昔からそう言われてるらしいし、なんとなく避けたい」

といったあいまいな理由で、せっかくの良好物件を取りこぼさない様にしましょう!

そんなお話でした。

 

というところで、今日はこの辺で。

文字ばかりで伝わりにくかったかもしれないので、次回は今回の内容を絵で説明したいと思います。

(追記:続きの記事を更新しました!)

 

ではまた!

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台風10号・・・怖いですね。

我が家は最近、ツマが防災意識を高めていて、減災対策として、非常用持ち出しグッズを揃えたりしています。

「ここに置く!」という定位置がなかなか定まりませんが・・・。

新築のお家を計画する場合、そういった避難グッズの置き場所を、最初から確保しておくのもよいかもしれません。

 

「防災」は災害による被害をなくすのが目的。

対して、被害は必ず出るものとして、その被害を出来るだけ少なくしようとするのが「減災」。

どちらも大事ですね。

 

さて、昨今は立て続けに大きな災害が起き、家屋にも甚大な被害をもたらすケースも増えています。

しかも想定を遥かに超える規模です。

こうなってくると、いかに備えていても、ある程度の被害は免れないものとなってきます。

そこで「火災保険」の出番です。

 

住宅ローンの融資を受けて住宅を新築する場合(ほとんどの方がそうですが)、火災保険の加入は必須。

しかし、保険というものの性格上「どこまで補償をつけるか」というのは永遠のテーマです。

しかも、ここ数年の立て続けの災害で、保険料がどんどん上がってきています。

税金と一緒で、下がるという事はなかなかないでしょう・・・。

火災保険は複数年の加入が可能なので、早く加入しておいた方が、お得、という事ですね。

 

さて、補償の内容ですが、どこまで付けるかは、正直なかなか分からないと思います。

正解がないですからね。

なので、フォーユーホームでご建築の際には、無料で保険のプロにヒアリング・見積作成・最適プランの設定をしてもらえる体制を整えています。

もちろん、加入するかしないかはお客様次第です。

カウンセリングの後に、保険の勧誘をする事もないので、気軽に受けられると思います。

 

無駄に保険料をかけすぎて、欲しかった設備を諦めたり、かといってギリギリに抑えすぎて、必要な時に必要な補償を受けられなければ本末転倒。

さらに、最近の火災保険は、建物だけではなく、家財にも特約として補償をつけられます。

保険料は上がってしまいますが、災害時だけではなく、「子供がお家の中を走り回って、ドアを壊してしまった!」「模様替えの際に、誤って壁を壊してしまった」というケースでも補償されるようになるので、使い勝手がよくなってきます。

こんな特約の細かい内容もプロに説明してもらえば、付けるか付けないか、判断が付きやすくなって、ストレスフリー!

安心で安全な暮らしの為にも、新築の際にはこのサービスを利用して頂ければ、と思います。

 

・・・なんだか今日はかたくなりましたね。

 

でも、大事なことなので、しっかり考えていきましょう。

中島も勉強します。

 

ではまた!

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さて、前々回のブログで少し触れた、通し柱と胴差の接続についてです。

お家の隅で1階土台から、2階の梁・桁を支える長い柱が「通し柱」ですが、1階と2階の境目に、「胴差(どうさし)」と呼ばれる部材が繋がってきます。

繋ぐといってもまさかボンドでペタッ!というわけにはいきません。

従来の方法であれば、ちょうど「凸 凹」のような形に双方を加工して、噛み合わせます。

この時、通し柱1本に対して、各方向から複数の胴差が接続されるので、下の画像の様に・・・

穴が開いたようになってしまい、柱の強度が著しく低下します。

次の断面図で見ると分かりやすいかも。

真ん中が通し柱で、グレーの部分が接続の為に削られた部分(断面欠損といいます)ですが、半分以上なくなってしまい、見ただけでも弱くなっているのが感じられると思います。

こうなると、横向きの力が加わったときに、この弱くなってしまった部分がぽっきりと折れ、2階の重みが支えられなくなり、1階が倒壊してしまう・・・という事態の原因になってしまいます。

しかしながら、これは木材と木材をつなぎ合わせる以上、避けては通れない問題です。

 

そこで、フォーユーホームでは、「金物工法」と呼ばれる、金物によって接続する方法を採用しています。

どういう風なものかは、次の画像を見てください。

このように、通し柱に頑丈なプレート状の「アゴ掛け金物」をボルトでがっちりととめつけ、そこに胴差を差し込み、ぶっといピンで固定します。

断面で見てみると、下の画像のような感じ。

こんな風にボルトを貫通させている部分しか断面欠損が発生せず、しっかりと柱の強度が保たれています。

 

 

実際の施工部分はこんな感じ。

木材を貫通させてピン・ボルトで留めているので、外れて落ちるという事もありません。

 

いかがでしょうか?

地震大国と呼ばれる日本では、大きな地震が起きるたびに様々な基準が見直されたり、新しい工法が発明されたりします。

これから先、大きな地震がいつ起きるのか、起きないのか、起きるとしたらどれほどの規模なのか、誰にも分かりません。

こういった工法を取り入れたりして、しっかりと備えていきたいですね。

 

ではまた!

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さて、先日のブログで、換気について触れましたが、今日はその続きです。

最後の方で「スマートエコ換気システム」というシステムの名称が出ましたが、これが弊社採用の第一種換気システムです。

おさらいですが、第一種換気は、吸・排気ともに専用装置で強制的に行います

「スマートエコ換気システム」は、1階床下に心臓部となる換気装置を設置。

PM2.5を98%以上、花粉は99.8%以上をカットする強力なフィルターを通して吸い込んだ空気に、室内の温度と湿度を移します。(熱交換率80%)

「それって室内の空気と混じらないの?」

と、疑問がわきますが、下の図を見てください。

この図のように、熱交換素子を介して空気がすれ違い、空気自体は混ざらずに、熱と湿度だけを交換する様になっています。

つまり、

・夏は熱い外気を、冷えた室内の空気で冷ましてから取り込む

・冬は冷たい外気を、温まった室内の空気で温めてから取り込む

ということで、エアコンのエネルギーロスを減らし、屋内の温度を一定に保ちやすくしてくれるわけです。

そして室内へ供給される空気は床下を通るので、床下環境もかなり向上します。

 

さてここで、前回「感染症対策うんぬん・・・」という話にも触れましたが、これにどう役立つのか?という事について。

下の図を見て下さい。

図の中にも書いていますが、第3種換気の場合、トイレや洗面所などの換気扇で排気を行う為、汚染された空気が色んな部屋を通ります。

 

「スマートエコ換気システム」の場合は「各部屋排気」なので、

汚染された空気が他の部屋の空気と混ざらないのです。

二つの図を見比べてみると、どちらがお家中の空気が綺麗かが分かると思います。

まあ、感染者の方がお部屋から出てトイレに行ったりすれば、どうしても混じってしまいますが、休んでいる間は大半をひと部屋で過ごす事を考えれば、かなり効果的かと思います。

 

コロナの様に、空気によって広がっていく感染症もありますが、人間は空気がないと生活できないのも事実。

3密と呼ばれる感染を拡大させる3つの要素のうち「換気の悪い密閉された空間」をシステムによって対策して、きれいな空気の中で生活する、というのは今後とても重要になってくるのではないかな、と思います。

 

そうそう、一応ご注意ですが、このシステムを採用することで「絶対大丈夫」「感染症にかからない」とか、「菌やウイルスが消える」というお話ではありません。

(換気の良し悪しについては、厚労省発表の「専門家検討会による見解」に示されている、推奨される換気量を元にしています。参考:「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の手法(リーフレット))

 

まあ色々と書き出すと脱線して大変長くなってしまうので、この辺で特徴をまとめます。

 

~スマートエコ換気システムの特徴~

◆PM2.5・花粉を強力にカットするフィルター

◆熱交換率80%で、給気の温度を室温に近づける

◆床下環境の改善

◆冷暖房のエネルギーロスを減らす

◆各室排気で、汚染された空気の広がりを抑制

 

他にもあるんですが、このくらいにしておきます。

 

第3種換気に比べて導入費用は確かにプラスになりますが、それ以上に「生活の質」が向上する事うけあい!

ぜひご検討・ご相談いただければと思います。

 

ではまた!

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突然ですが、今日は換気のお話です。

昔、シックハウス症候群と呼ばれる、建材などに含まれる化学物質の揮発が引き金となって起こる、吐き気・頭痛・鼻炎・眼やのどの痛み・・・といった症候群が問題となった時期があります。

その為、現在では、この様な化学物質を発する建材の使用が禁止、または大幅に制限されていますが、それにあわせて「計画的な換気」を行う事が義務付けられています。

そこで大事なのが換気の方式。

この換気の方式は3種類あり、

◆第一種換気・・・吸気排気ともに機械式

◆第二種換気・・・吸気のみ機械式

◆第三種換気・・・排気のみ機械式

と分類されています。

このうち、「第二種換気」はクリーンルームなどで採用される方式で、一般住宅ではまず使いません。

多いのは「第一種」もしくは「第三種」。

第三種換気は、トイレや洗面所、廊下、ホールなどに換気扇を設置し、各居室には「自然吸気口」と呼ばれる開口を設けます。

空気を機械で吸い出して、室内を陰圧にして、自然吸気口から新鮮な空気を取り込む方式です。

こちらは、工事が容易、加えて機器自体も低価格ということで、初期コストをぐっと下げられるメリットがあります。

デメリットは、外気がそのまま入ってくる(夏は高温、冬は低温)為、冷暖房のエネルギーロスが起こることと、ホコリや花粉なども吸いこんでしまう事。

 

第一種換気は、さらに分かれて、

◆換気が必要な個所にそれぞれ装置を設置する局所機械換気

と、

◆床下や天井などに吸排気装置を設置、ダクトを通じて各部屋の空気を入れ替えるセントラル換気方式

があります。

どちらも、メリットは強制的に吸排気を行うため、フィルターを取り付けたり、熱交換システムを組み込んだりと、それ自体に付加機能を持たせられる事。

デメリットは初期費用に加え、ランニングコストが若干増加する(電気代で月数百円~)事。

 

フォーユーホームではどちらの方式も対応可能ですが、第一種換気の場合は「スマートエコ換気システム」というオリジナルシステムを採用しています。

どういうものか!

 

・・・は、長くなるのでまた次回。

ですが、「コロナ時代」呼ばれる、日々の生活の中に「感染症対策」という考えを組み込む事が浸透してきた昨今の状況にも沿うものになっています。

お楽しみに!

(8月11日「換気について ②」追加)

ではまた。

 

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