注文住宅の間取りの決め方のポイントをご紹介いたします。
 
①玄関の方角
間取り例を見る際には、まず土地の接道方角に注目します。通常、道路に近いところに玄関を配置します。
ただし、目隠しになるように外構を工夫したり、周辺の利用状況や敷地の形状によっては違う方角に配置することもあります。
 
②水回り・リビング
1階に風呂・トイレ・キッチンを配置する家が多いですが、日当たりが悪い土地や狭小住宅などは、水回りとリビングを2階に集める方がいい場合もあります。
ただし2階に水回りやリビングを設置する場合は、玄関までが遠くなるといったことや、将来的に介護が必要になった際に困るなどのデメリットもあるため、慎重に決める必要があります。
 
➂キッチン
キッチンの配置は、対面キッチンや独立キッチンなどがありますが、家族のライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。
対面キッチンだと、家族の様子が見えるメリットがあり、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。
独立キッチンであれば、料理に集中することができるため、料理が好きな方にはおすすめです。
アイランドキッチンは調理を家族と一緒に行いやすく、見た目もおしゃれです。
 
④居室
子どもがいる場合は、子どもの人数に応じて部屋数を用意することや、将来的なことも考えて仕切りをつけるかつけないかなども検討しましょう。
また、在宅ワークをしている場合などは書斎を設けるなど、ライフスタイルに合わせた間取りを考えることが大切です。
 
➄収納
収納について考える際は、適材適所に配置し、家族全員が片付けや整理整頓をしやすくすることが大切です。
玄関付近とリビングに十分な収納スペースを設けると、家をスッキリと保つことができます。
子どもがいるご家庭は、将来的な子どもの成長も考慮して収納量を確保しましょう。
また、使用頻度が低い大きな荷物については、納戸や屋根裏収納、ロフト収納なども検討してみてください。

 
①動線
間取り図を活用して、起床から外出までの動線や帰宅後の動線、そして家事の流れをイメージしましょう。
家族の動きを書き込むことで、よりわかりやすくなります。
 
②収納量
注文住宅で最も多い失敗は、「収納の不足や使いにくさ」です。
家族の持ち物を具体的に考え、収納のサイズが見合っているか考えましょう。
 
➂音の問題
近くに線路や交通量の多い道路がないか確認しましょう。
騒音が気になる場合は、寝室配置を工夫する必要があります。
間取り図を見ながら、家の中での生活音もイメージするといいでしょう。
 
④視線
道路に面した玄関の場合、扉を開けたときに他人の視線が気になるかどうかや、居室の窓を開けたときの感じ方もイメージしてみましょう。
気になる可能性がある場合は、外構に目隠しフェンスを設置するなどの対策が必要です。
 
➄採光
隣接する建物の影の影響を確認し、室内が暗くなりすぎないかも確認しましょう。
窓の大きさや位置も影響するので注意が必要です。
また、西日が眩しくないかどうかも確認しましょう。

 
いかがでしたでしょうか?
注文住宅では間取りを自由に決められることがメリットですが、必要な要素をピックアップし慎重に決めることが大切です。
使いやすさや収納、家族とのコミュニケーションなどがその要素に含まれます。
実際に暮らし始めてからの様子を想像し、使いやすさや収納、家族とのコミュニケーションなど取りやすい空間を目指しましょう。
 
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